前田畳店 | 熊本県山鹿市の畳店

Concept
コンセプト

『地域の存在から生まれる上質な畳』
畳には山鹿産の稲藁を使用。地域のものを使って
循環させていくことを大切にしています。

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「畳のこと」

畳というモノは、畳床というものにイ草を巻き、
畳縁を縫い付けた住宅における敷物です。
簡単に言えばそうなのですが、一言に畳と言っても1,300年以上の歴史があります。
畳が創られた明確な理由は不明ですが、永い年月、生活習慣の中に定着してきたのは、
宗教的な意味だけではなく根源的に日本人の生活に「必要」であったからだと感じます。
畳は本来、日本の住宅の本質である「和」のように「和やかに」過ごす場所に敷かれ、
安らぎを享受できる日本固有の床材なのです。
また、日本人の自然の中に「美」を感じる精神、古びた錆びたモノを尊ぶ価値観は「畳」にも顕われています。
畳は永い年月日本の「生活」に寄り添い、日本人のあらゆる価値観に適応してきました。
だからこそ、今尚日常において使用されているのです。
住宅が合理性を持ちだし、様式に捉われなくなった昨今においては
多種多様な畳が生産され広がりを見せています。
また、畳は住宅だけには限らず生活雑貨としても活用されています。
畳という文化が日本固有のアイデンティティとして遺っていくことを願っています。

「地域のこと」

山鹿という地域で畳を製作して70年以上たっています。
イ草の国内生産量は熊本が95%以上を占めており、弊社では畳床の製作もしておりますが、
そこに使う稲藁は、山鹿地域の稲藁を使用しています。
それは、地域のものを使って循環させていくことが大切という理念を持っているからです。
お米は自然の恩恵を受けながら育ちます。私たちは、そのお米を食べ日々の活力にしています。
そしてそのお米の「藁」を、掛け干しにして乾燥させ、しばらく経ったものを今度は畳床として使用します。
そうやって地域を循環させて「畳」を作っていますが、
反対にその地域が存在しないならば、上質な畳は出来なくなるのです。
ですから弊社の理念としまして地域を大切にし、
地域と関わりを持つことを大切にしていかなければならないと思っております。

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